「プログラマーが自分のやりたい仕事をするにはどうすればよいか」を元ITエンジニアが考察します。
自分のやりたい仕事をするということは、やりたくない仕事を極力やらずに済むということにも繋がります。
会社の風土や業務内容にもよりますが、結論から言うと
- やりたい仕事に関係する知識を身に付ける
- 身につけた知識をアピールする
- 最終的には上司に直訴する
- 会社でやりたい仕事できない場合は転職を検討する
ということでやりたい仕事を引き寄せることができます。
実体験はどうしていたか?【私の経験】
あくまでも個人的な体験に基づく感想になります。
やりたい仕事は5割ぐらいの確率でやれる
私の場合は、やりたい仕事はしっかりとアピールすれば5割くらいの確率でやることができました。
担当者が既に決まっていたり、担当チームが違うような場合はすぐにやらせてもらえるということはないですが、最終的にチームを移動させて貰えるという感じです。
そこまで、やりたいことがたくさんという感じのタイプではなかったので、要所要所で少し上司などにアピールしていました。
やりたくない仕事は9割くらいの確率でやらなければいけない
一方でやりたくない仕事は9割くらいの確率でやることになります。残りの1割はたまたま、別のやりたい仕事が回ってきて、やらなくて済んだという形です。
私にとってやりたくない主なやりたくない仕事は、わかりやすいところで言うとドキュメント・マニュアルの作成などです。
やっぱり多くのエンジニアはコードを書きたい人が多いので、ドキュメントをやりたがるという人は少ないです。
流石に「やりたくないです。」とは言わなかったので(言っても良かったかもしれませんが)ほとんどの場合はやることになります。
表現が適切かはわかりませんが、一部のスーパーエンジニアはドキュメントを書かずに、本人が希望しているかどうかに限らずですが、別の作業(新規開発など)を任されることが多かった印象です。
プログラマーが自分のやりたい仕事をするにはどうすればよいか
やりたい仕事に関係する知識を身に付ける
やりたい仕事をやるための第一歩はやりたい仕事に関係する知識を身に付けることです。
例えば、
海外で仕事がしたい -> 英語を勉強する
アプリ開発がしたい -> Swiftを学ぶ
のような形です。
自分がやりたい仕事に関係する知識を自分で身に付ける必要があります。勉強会があったら参加してみたり、自宅で学習してみたりなどです。
身につけた知識をアピールする
会社でちょうどよく「〇〇したい人募集!!」という形で募集をしていればそれに応募すれば良いんですが、そうもいかないのが普通だと思います。
まずやりたい仕事に近づきたいなら、知識を身につけているということをアピールすることです。
せっかくやりたい仕事に関係する知識を身に着けても、それも上司や周囲のメンバーが知らなければ仕事はやってきません。
どのような形でも良いですが、例えば、自分で勉強会を開くなどです。社内にSNSや掲示板のようなものがあれば、そこで軽く発表してみるのもよいと思います。
最終的には上司に直訴する
最終的には上司に直訴するということになります。
上司との面談の際に言ってみるのも良いです。その際には、その仕事に対して
- なぜやりたいのか
- そのためになにをしてきたか
- 自分ならなにができるか
をしっかりと伝える必要があります。
会社でやりたい仕事できない場合は転職を検討する
会社でやりたい仕事がなかったり、やりたいことをやらせてもらえない場合は転職を検討するのも有効です。
大切なことは、転職したからと言ってやりたいことを確実にできる保証はないということです。会社は組織なので自分がやりたいことだけをやっていると回らなくなります。いままで築いてきた会社での地位や人間関係がリセットされることにはなるので慎重な検討が必要なのは間違いないです。
ただ、現状があまりにも自分のやりたいこととかけ離れていたり、知識もしっかりと身につけてアピールもできているのにまったくやりたい仕事をやらせてもらえないこともあると思います。
そういう場合は、転職を検討してみるのも良いと思います。転職活動をすると自分の経歴や経験を振り返るよいきっかけにもなります。
まとめ
会社の風土や業務内容にも寄るところではありますが、
- やりたい仕事に関係する知識を身に付ける
- 身につけた知識をアピールする
- 最終的には上司に直訴する
- 会社でやりたい仕事できない場合は転職を検討する
ということでやりたい仕事を引き寄せることができます。
最終的には会社の組織のことになるので、やりたいことだけやり続けるというのはほとんど不可能です。
それでも自分がやりたい仕事を引き寄せることは可能です。逆に言うとやりたくない仕事を極力やらずに済むことにもなります。
もちろん、ただやりたいと声を上げることも良いですが、しっかりと上司にやらせたいと思わせることも大事です。
エンジニアとしてはやりたい仕事を一生懸命こなすほうが、モチベーションも上がり、成長にも繋がります。