プログラマー・ITエンジニアは新しい知識を得るために毎日勉強をしなければいけないという話をよく聞くと思います。
結論からいうと、プログラマー・ITエンジニアは毎日勉強をしなければいけないか?という問いは YES です。
ただし、良い環境でうまくやれば業務時間だけで勉強が可能ですし、勉強しない人でも一定の仕事はあるというのが実情です。
実態はどうだったか?【私の経験】
勉強は必要だった
私の場合は、毎日ではないかもしれませんが、一定の勉強が必要でした。これは自宅・会社問わずの話です。
- 1年先輩で、あれだけ知識があるということは自分も頑張らないと
- 後輩なのに、知識量が多く追いつかれそう
などなど他人と比べてしまう環境だとどうしても、勉強しないとという思いが出てきます。
プログラミング関連の本を読んだり、新たな技術について調べたりする時間は一定数必要でした。
知識をつけないとつまらない仕事ばかりをまかせられる
基本的には知っている人が新しい業務にアサインされまるので、知識をつけていないと「つまらない仕事ばかりをまかせられる」ということになってしまいます。
テストの工程やドキュメントの作成などばかりが求められることになってしまいます。
つまらない仕事というのは人によって違いますが、
業務を通して勉強ができる(こともある)
例えば業務で知らない技術を使う必要が出た場合は、調べて勉強しながら業務を進めていきます。なので、業務時間中に新たな知識を習得することができました。
他にも、新たな技術や知識を調べたり習得すること自体が業務であったりもします。
例えば、とある新機能を作るのにどのライブラリを採用したほうが良いかを調査するというタスクがあります。
そういった場合は、業務中にそのライブラリの有用性や他のライブラリと比較してどのようなメリット・デメリット、成長性などがあるかを調査します。
ときにはライブラリを利用してモックのような実際に動くものを適当に作ってみたりもします。
プログラマーは新たな知識を習得しながら業務中を進めていくというのが当たり前に起きます。
忙しくなると特にきつい
私の場合は、PCを持ち帰って家で仕事をするということができない環境だったので、仕事を家でやるということはありまえんでした。
ただ、前述に挙げた「新技術の習得」というのは家で自分のパソコンでもできてしまいます。
業務が忙しくなると、家でやらなければいけないということがでてきてしまいます。そうなると結局自宅で勉強をすることになります。
逆に暇な時期であれば、業務中に今の業務と直接関係ない勉強をしていても全く問題なかったです。
プログラマー・ITエンジニアは毎日勉強をしなければいけないか?
私の経験もふまえて「プログラマー・ITエンジニアは毎日勉強をしなければいけないか?」という問いは 「YES」 になります。
例えば、弁護士だったら法律が変われば新しい法律を知る必要があると思います。それと同じことがプログラマーにもあります。プログラマーはそれが10倍・100倍のスピードで起きます。去年使われていた技術がもう古いものというのが平気で起こります。
新しい知識や技術を知っている = 価値の高いプログラマー -> 高給与になる
ということが起きるので、生き残るためにはある程度の勉強の時間が必要になります。
良い環境でうまくやれば業務時間だけで勉強が可能
会社の風土によっては、業務中に勉強しているなんてけしからんという会社もあると思います。そういう会社に就職してしまうと、業務中は業務に専念しなければいけなくなります。
必然的に足りない知識は自分で自宅で補う必要がでてきます。そうではなくて、技術の勉強も業務のうちだというスタンスの会社であれば、業務中に新しい知識を習得することも推奨されます。
そのような環境で自分でうまく時間を作ることで業務時間だけで勉強をしてプログラマーを続けていくことも可能です。
勉強しなくても仕事はある
新しい知識や技術を知っている = 価値の高いプログラマー -> 高給与になる
ということを書きましたが、IT人材自体が不足しているので、そうでなければ仕事がないとうわけではなりません。
過去の技術の知識だけで仕事ができないというわけではないので、仕事とプライベートをしっかり区別して仕事をすることは可能です。
高給与も狙わない、やりたい仕事ではなく、言われた業務をこなしたいという場合であれば、勉強しなくてもプログラマーとしての仕事はあります。
趣味がプログラミングの人が圧倒的に有利
個人的な見解としては、プログラマーは趣味がプログラミングの人が圧倒的に有利だと思います。
私の前にいた会社では、やはり趣味 = プログラミング の人が高い技術力を持っている場合が多かったです。
勉強は業務中のみという人と比べると費やせる時間が圧倒的に違うので当然と言えば、当然です。
逆に言えば、プログラミングが好きで楽しいという人であれば、現時点では経験が少なくても、どんどん新しい知識をつけて既存のプログラマーを追い抜いて成長していくことが可能と言えます。
まとめ
価値の高いプログラマーとして生き残るためには、普段から勉強が必要なのは間違いないです。
一番効率が良いのは「趣味がプログラミングの人」です。
ただし、良い環境でうまくやれば業務時間だけで勉強が可能な場合もあります。
とは言っても、勉強しなくても最低限の仕事はあるので選ばなければそういう仕事も可能です。