IT企業で7年間エンジニアとして勤務してフリーランスになりました。
IT企業・業界はブラックなのか。元IT企業のエンジニアが解説しています。
結論から言うと、IT企業がブラックかどうかは、会社次第、部署次第、自分次第ということです。
一概にIT = ブラック と決めつけるのは間違っていると言えます。IT企業に転職就職したいと思っている方に大切なことは自分の適正の見極めと就職する会社選びです。
IT企業・業界はブラックなのか
- 「IT業界ってブラックだよね〜」
- 「残業、休日出勤多いんでしょ?」
- 過労死のニュース
- IT土方・・・
「IT業界ってブラックでしょ?」という質問は「営業職ってブラックでしょ?」というくらい的外れな質問です。
まず、IT業界っていうカテゴリーが広すぎます。営業職っていうぐらい広いカテゴリーです。
おそらくこういう場合は、多くの人が毎日画面とにらめっこしているプログラマーを指していると思いますが、その場合でも的はずれな質問です。
営業職でもブラックな場合もあれば、ホワイトの場合もあります。IT業界も同じようにブラックの場合もあれば、ホワイトの場合もあります。なので、このような固定観念は間違っていると言えます。
私はIT企業でプログラムなどを作るエンジニアでしたが、Maxの月の残業時間は40時間程度でした。給与待遇も他と比べて悪いということもなかったです。
IT企業が残業や休日出勤が発生しやすい環境にあるのは事実
強いて言うなら、IT企業は残業や休日出勤が発生しやすい環境にあるということです。
特にプログラマーに関してだと、打ち合わせなどを除いたらほぼ一人での作業になります。パソコンがあれば一人で仕事ができるので長時間労働に繋がりやすい環境にあると思います。
それ以外にもITサービスは24時間稼働しているもの多くあり、保守運用フェーズになると常に監視している人材やトラブル対応をする人材も必要になります。
ブラックかどうかは会社次第。ひいては配属部署次第。
- 会社に人手が足りなくて長時間労働が蔓延している
- 会社に資金力がなくてサービス残業が蔓延している
- 部署で管理が上手くなくて残業が多い
などなど、IT企業に限らず、ブラックかどうかは会社次第です。さらに言うと会社が同じでも部署によって異なる場合も多くあります。
とある部署では残業がまったくないけど、とある部署だと残業が100時間を超えるなんて話はよく聞く話です。もっと言うと同じ部署内であっても、ブラックな環境で働いている人とホワイトな環境で働いている人もいると思います。
ITだからブラックだとか、プログラマーだからブラックだとかいう話ではそもそもないです。
結局は会社次第、部署次第、自分次第になります。
例えば、長時間労働に関して言うと、ホワイト企業であれば自分・部署・会社のそれぞれのどこかでストップがかかります。
自分・・・・人間関係も悪くないし、辛いからここで辞めて帰っても大丈夫だろう
部署(上司)・・・・最近、彼は長時間労働が続いていて大変そうだから誰か助けてやってくれ
会社・・・・〇〇さんの勤務時間が長過ぎる、体調等に問題がないか産業医面談をしよう
逆にブラックであれば、
自分・・・・できなかったら怒られるの怖いし終わるまで頑張ってやろう
部署(上司)・・・・納期が迫っているから是が非でも終わらせてくれ
会社・・・・無言
あくまでイメージですがこんなような感じです。
ブラックかどうかは会社次第。ひいては配属部署次第。自分次第になります。
大切なのは自分の適正と就職する会社選び
ひとえにIT業界と言っても様々な職種や働き方があります。プログラマーとシステムエンジニアであれば、仕事内容はまったくことなります。同じプログラマーという職業でも会社や部署が違えば仕事内容や働き方は千差万別です。
IT業界で生き残っていくために大切なことは、自分の適正にあった職種で、残業などの不可が少なく成長できる環境に身を置くということです。
プログラマーという職業に向いてない方がホワイト企業でプログラマーになってもよい未来は描けないです。逆にプログラマーに向いていて楽しいという方であれば、多少の残業は苦にならないと思います。
なので、IT企業で働く上で大切なのは自分の適正の見極めとと就職する会社選びです。
まとめ
一概にIT = ブラック と決めつけるのは間違っていると言えます。
IT企業がブラックかどうかは、会社次第、部署次第、自分次第ということです。身もふたもないかもしれませんが、これが事実です。
IT企業に転職就職したいと思っている方に大切なことは自分の適正の見極めと就職する会社選びです。